新規起業や新たな事務所を出店する際に、補助金や助成金があるのならば、経営の一助のために最大限利用したいのは当然のことです。
北九州市には「オフィス立地促進補助金」という制度があり、賃料の助成をしてもらうことができます。
今回は、この「オフィス立地促進補助金」についてご紹介します。
北九州市のオフィス立地促進補助金
北九州市では、市内で賃貸物件を借りて事務所を設置する企業に対し、3年間1,500万円まで、賃料・共益費の半分までを上限にして補助金を支給します。敷金や保証金などの諸経費は対象になりません。
そして、同時に北九州市に新たな雇用を創出することを目的としているので、新規で常用の社員を雇用するごとに、一人あたり30万円の補助が出ます。アルバイトやパートタイマーなどの採用でも、一人あたり15万円の補助が出ますので、新たにスタッフを募集するならば利用したいですね。
対象条件は、「北九州市内にオフィスを構える」「除外業種でない」「市外起業の新設か市内の企業の増設」「新たに10人以上雇用する」の以上です。
北九州市のオフィス立地促進補助金の対象企業
「除外業種でない」と先述しましたが、この補助金の対象企業は、以下の業種になります。
・自然科学研究所
・コンタクトセンター
・ソフトウェア業
・情報処理サービス業
・情報提供サービス業
・インターネットに付随するサービス業
お店のように、不特定多数のお客さんを相手にする業種や、北九州市長が認められないと判断したものについては、対象外となります。上記を主な業務として取り組んでいて、事業の拡大や起業を考えている方は是非、利用してみてはいかがでしょうか。
北九州市のオフィス立地促進補助金のメリット
新事務所設置時のイニシャルコストについては自己負担になりますが、3年間の賃料補助は大きなメリットですね。また、オフィスを新設・増設する時はそれだけ人材も必要となるため、新規雇用をすることがほとんどでしょう。
地域の雇用を創設することで社会貢献にもなりますし、もちろん新規雇用時のコストを補助金で充当できるのも嬉しいですね。なお、オフィス立地促進補助金は、利用する前に北九州市産業経済局企業立地支援課に相談し、事業計画書を提出しなければいけません。
事業計画上該当したら補助金が出るので、ある程度補助金を見越して計画できるのもメリットのひとつですね。
まとめ
北九州市では新たに事務所を設置、増設する対象事業を行う事業者に対し、オフィス立地促進補助金として賃料と共益費の半分を補助しています。
また、新規雇用に対しても上限なしで補助金が出るので、人を多く雇うほど金額が多くなり経営の助けとなります。
現在、北九州市でオフィスを新設・増設しようと検討していて、事業計画上該当しそうな事業者様は、是非検討してみてはいかがでしょうか。
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