家などの室内は土足で上がらず、靴を脱ぐことが多い日本ですが、オフィスは土足でも問題ないという企業もあります。
ただし、さまざまな面からオフィスでも土足禁止にする企業も増えてきています。
今回は、オフィスを土足禁止にするか迷っている方に向けて、土足禁止のメリットとデメリットをご紹介します。
オフィスを土足禁止にしてスリッパに変えるメリット
自宅では靴を脱いでも、オフィスやホテルなどでは靴のままが多いですね。
ところが最近、オフィスにも土足禁止を取り入れ、スリッパへの履き替えをすすめるところが増えているのだそうです。
靴の裏にはさまざまな汚れや菌が付着していますが、そのままオフィスを歩くと場合によっては感染症になる恐れもあります。
土足禁止の大きなメリットとは、衛生面の強化です。
外を歩きまわった靴の裏には、さまざまな汚れや菌が付着しています。
汚れた靴を脱ぎ、スリッパに履き替えることで、汚れをオフィス内に持ち込まずにすみますから、掃除の手間も減るでしょう。
他には、土足禁止にすることでリラックスしやすくなるメリットもあります。
同じ靴を何時間も履き続けていると、蒸れたりむくんだりしますね。
スリッパを履くことでそのわずらわしさから解放されますし、家にいるのと同様に開放感をえる方も多いようです。
靴を脱ぐことでリラックスできるので、クリエイティブ系の職種の方には評判がよいとのことです。
導入の際は、オフィスの入り口から土足禁止にするのか、それとも一部のエリアをそうするのかをよく考えてから導入しましょう。
そして、靴が散乱すると見た目にも衛生面にもよくありませんから、下駄箱やロッカールームなど、靴とスリッパを履き替える場所が必要です。
また、来客にも脱いでもらうのか、それとも応接室は靴で行くのかなど、従業員だけでなく外部の方も想定した検討をしましょう。
実際に土足禁止を導入する際には、禁止エリアのカーペットの張り替え、スリッパで歩きやすく過ごしやすい床材の選択、リラックスでき、かつ仕事もしやすい照明など、オフィスデザインを考え直すタイミングとしても活用しましょう。
オフィスを土足禁止にしてスリッパに変えるデメリット
一方、オフィスを土足禁止にするデメリットは、上記に挙げたような「変更」に伴うコストです。
タイルカーペットの張り替えや下駄箱・ロッカーの設置などの導入コストがかかります。
履き替えるスペースを作ると、その分の場所も用意しなければなりません。
水虫などの足の感染症が移るため、スリッパなどの室内履きを準備する必要もあります。
スリッパの共有は同じ理由で避けなければいけませんし、来客用スリッパを用意するなら消毒などの手間もかかります。
総じて、土足禁止導入時のコストとオペレーションに力を入れる必要があるのはデメリットといえるでしょう。
まとめ
オフィスを土足禁止にしてスリッパを導入するには、導入時の費用とオペレーションが必要です。
ただ、導入後にリラックスして業務に入れるなどメリットも多く、衛生面も格段に上がることでしょう。
ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。
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